消化器内科とは

【肝臓の病気】

①肝炎

大きく分けてA型、B型、C型の3種類があり、それぞれ原因となるウイルスが異なっています。進行することで激しい腹痛や黄疸といった症状が現れます。ウイルス以外の原因も多数存在するため、原因に応じた治療が必要になります。

②肝臓がん

肝臓に発生するがんであり、肝炎や脂肪肝によるものや、転移によるものなど原因は多様です。肝硬変が重症化して発生することもあります。症状に応じて腫瘍の切除、最悪肝臓の移植が必要になるケースもあります。

【胆のう・胆管の病気】

①胆石症

胆のうや胆管に結石ができてしまうことで、胆汁が分泌される際に激痛や発熱などが生じる病気です。高脂質・高コレステロールな食事が原因で胆汁が過度に分泌されてしまうことで石ができてしまうことが発症の原因になります。

②胆のうがん、胆道がん

胆石症が原因で発生するとも言われている、胆のう(胆道)に生じるがんのことです。症状が進行することで、みぞおちや右脇腹に痛みが生じることがあります。

【すい臓の病気】

①膵炎

急性と慢性の2種類があり、どちらも膵臓に炎症が生じ痛みや吐き気といった症状が現れます。症状が重症化すると、膵臓の機能低下に繋がり、糖尿病の原因になってしまいます。

②すい臓がん

すい臓に生じるがんのことです。膵管の細胞から発生することが多く、死亡数も消化器内科で診断できるがんの中では胃がんに次ぐ高さで、注意が必要になります。

③糖尿病

インスリンの分泌がうまくいかないために、糖代謝がうまくいかなくなり血中の糖濃度が高くなってしまう病気です。重症化すると、足のえそ(腐ってしまう)や脳梗塞を中心とした危険な症状を引き起こしてしまうため、注意が必要になります。